北方領土で初の「植物調査」へ 衛星写真使い植生図[2021/01/04 20:45]

 環境省は人工衛星を使った植物の調査を初めて北方領土で行うことを決めました。調査は来年3月までに行われます。

 環境省によりますと、調査は民間企業が撮影した人工衛星の写真を使って行い、北方領土の「植生図」を作るということです。植生図は約10年に1回、自然環境の把握を目的に航空写真や現地での調査によって作製されています。衛星写真を使った調査は画像が鮮明でないことが課題でしたが、針葉樹かどうかの区別がつくようになるなど解像度が向上したため、初めて北方領土で行うことを決めました。一方、上陸しての調査は実施が困難なため行わないとしています。

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