野望はデカイ「夜のパン屋さん」コロナ減収を救え![2021/01/05 19:10]

 新型コロナウイルスの影響で収入が大幅に減ってしまった人たちの救いとなるでしょうか。

 東京・神楽坂。この街で、夜にわずか数時間だけオープンするちょっと変わったお店が話題となっています。
 行列の先には美味しそうなパンがずらり。なんと、書店の軒先を借りて営業するユニークなお店。その名もずばり「夜のパン屋さん」。午後7時半に開店。週3日営業しています。開店から、わずか1時間ほどで売り切れてしまうこともある人気店。
 実は売っているパンには、ある秘密が。開店1時間前、お店のスタッフが向かったのは、なんとパン屋さん。夜のパン屋さんは、ここで売れ残りそうなパンを割安で仕入れています。無駄に捨てられてしまう食べ物を減らしたいとの思いから始まったこの試み。現在、11店舗のパン屋さんが協力。この日は5つのお店のパンを販売しました。一店舗で色々な味が楽しめると好評です。
 このパン屋さんには、さらに興味深い事実が…。元ホームレスだという男性のスタッフ。夜のパン屋さんを運営しているのは「ビッグイシュー」。ホームレスなどに雑誌販売の仕事を提供し、生活再建を支援している団体です。この男性も昼間は雑誌販売をしていましたが、新型コロナウイルスの影響が…。そこで、ビッグイシューの新規事業として始まったのがパンの販売。売り上げの一部がスタッフの収入になる仕組みです
 ビッグイシューの活動に携わる料理家の枝元なほみさん。
 「ビッグイシュー基金」共同代表・枝元なほみさん:「(パン作りに)こだわっているからこそ『絶対に捨てられない』と思うパン屋さんとつながることができた。お客さんもそこをすごく楽しみに来てる」
 パン屋さんとお客さん、そして社会、“三方よし”の夜のパン屋さん。今後は営業日を増やし、女性の雇用も視野に入れているといいます。

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