芦ノ湖で「湖水開き」 水上スキーでコロナ収束願う[2021/01/06 07:57]

 神奈川県箱根町の芦ノ湖で一年の湖の安全を祈る「湖水開き」が行われました。今年はコロナの収束も祈願されました。

 気温4度の寒空のなか、神主の装束を着た男性が冷たい水の中に…。そして、次の瞬間には湖の上を滑るように遠ざかっていきます。

 5日に芦ノ湖で行われたのは湖の安全を祈願する湖水開きです。

 神主に扮した学生が水上スキーで湖の上を清めて回りました。

 大学生・金子舜省さん:「新型コロナウイルスの収束と芦ノ湖の安全を祈願しました。寒かったですね。水温が冷たかったので…」

 今年は規模が縮小され、例年の4分の1以下の30人ほどが参加しました。

 湖畔では箱根神社の宮司が神事を行い、一年の安全とコロナの収束の願いも込めて悪疫退散も祈願されました。

 去年の箱根は新型コロナウイルスの世界的な流行により、インバウンド客や国内の旅行者が激減しました。

 地元の観光業は大きな痛手を被りました。

 箱根町・勝俣浩行町長:「緊急事態宣言が昨年春に出たことにより、夏までお客さんが見られない状況が続きました。ほっと一息つけたところで、また感染が広がってしまった。一日でも早くコロナが収まってほしい」

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