日医会長「現実はすでに医療崩壊」宣言の全国拡大も[2021/01/06 20:35]

 東京で過去最多となる1591人の感染が確認されるなか、日本医師会の中川会長は「医療崩壊」がすでに始まっているとして、国会議員が夜の会食を全面自粛して自ら手本を示すよう求めました。

 中川会長:「全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず全面自粛したらいかがでしょうか。国会議員に範を示して頂きたい」

 日本医師会の中川会長は新型コロナの患者が増加することで通常の診療が圧迫され必要な時に適切な医療の提供と受診ができない医療崩壊が大都市を中心に起こり始めていると指摘しました。

 一方、病床数の確保は重症患者が急増し医療従事者の人手不足で難しいとして、改めて感染者数の減少を最優先するよう強調しました。

 さらに、このまま感染拡大が続けば1都3県に限定した緊急事態宣言を全国へ拡大することも考えなければならないとしました。

 そのうえで、国民全員が危機感、連帯感を持って感染対策を行うことが重要だとしています。

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