神奈川県でのコロナ病床確保が困難に…今月末にも[2021/01/10 12:16]

 神奈川県では新型コロナウイルスの患者用の病床が今月末にも満杯になる可能性が指摘されていて、新たな患者の病床の確保が難しくなっています。

 神奈川県搬送調整班:「コロナ119からで呼吸苦があるということで何時着とかありますか?」「まだ全然これからなんです」「なるべく早くできますか」

 神奈川県では9日時点で新型コロナ患者用の病床894床のうち約86%が埋まっていて、このうち重症患者用の99床については残り6床となっています。

 県の専門チームなどが新たな患者の入院先の調整を行っていますが、8日時点で入院が必要な患者36人が自宅で待機する事態となっています。

 神奈川県搬送調整班・中森知毅医師:「(1人の病床確保に)今は早くても1時間は絶対かかりますし、長い場合は4時間かかる事案も出てきている」

 また、自宅や宿泊施設で療養している軽症などの患者は9日時点で3923人いて、体調が悪化した人を救急搬送する場合の受け入れ先の確保も難しくなっています。

 神奈川県搬送調整班・中森知毅医師:「救急車に乗った後、3時間かかってやっと搬送先が見つかるということもある。一緒に私たちも(病院を)探すわけですけど、8件、10件探すのは日常になっています。新たな(患者の)発生を抑える努力を国民全体でして頂きたいです」

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