入院待機者の悲痛な声「コロナで死ぬか餓死するか」[2021/01/10 23:30]

東京都で10日、日曜としては最多となる1494人の感染が確認されました。感染急増が止まらない中、入院できず自宅待機を余儀なくされている30代の女性から悲痛なメッセージが届きました。
入院待機中の女性:「今の体温は36度4分です。今の症状は、胸の痛みと胸が苦しいです」

今月3日に陽性が確認された女性はシングルマザーで、3人の小学生の子どもも全員陽性。保健所は当初「一緒に入院できる」と言っていましたが、5日に「(無症状の)子どもは入院できない」「お母さんも必ず入院できるわけではない」と言われたため、現在3人の子どもは元夫が面倒を見ているといいます。SNSで窮状を訴えている女性。
「呼吸は苦しいし、胸だか肺は痛いし、子供達ともいられないし、夜になると涙が止まらなくなる」

陽性判明から1週間、食料が入っていた引き出しは空っぽに‥
今は昆布と飴、飲むゼリーを数回に分けて食べ、水に砂糖を入れて砂糖水にして飲んでいるといいます。

入院待機中の女性
「食事はあるものでしのいでいますが、コロナで死ぬか餓死で死ぬかと思っています」

何度も意識がもうろうとなり、体をぶつけて打ち身や切り傷も負ってしまいました。
「入院待機中でも入院が長引くなら医師に症状を見てもらいたい。立つのもやっとで食べ物の心配をするのがつらい。自宅療養や入院待機者にも物資の支援を早急にお願いしたい」

都内では急激な感染拡大で入院先の調整が難航し、この女性のように自宅待機を余儀なくされる人が急増しています。都内で入院やホテル療養などを「調整中」だという感染者は10日時点で6930人。この2週間で5倍近くに膨れ上がっています。

9日、都内のクリニックでは‥
目黒の大鳥神社前クリニック 北村直人院長
医師「結論から申しますとPCRの結果が出まして陽性だったんですけれども、保健所からの連絡はきました?まだ来てないですか…」「症状の変化はありますか?息苦しくなってないですか?」

医師がPCR検査で陽性が判明した患者に、電話をかけていました。
北村院長が心配しているのは“容体の急変”です。8日も入院調整中の男性患者の容体が急変し、急遽、自宅に駆けつけたといいます。

目黒の大鳥神社前クリニック 北村直人院長
「一人暮らしで息苦しくなって動けない。動くとハーハーしてどうしようもない、病院に行くこともできないどうしたらいい、という相談で。切迫しているどころか、このままいくとご自宅で亡くなるケースが出てきてもおかしくないかなと、実際出ているみたいですが、あちこちで」

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