東京の医療ひっ迫「医療が破綻の危機に直面する」[2021/01/14 19:56]
14日、新型コロナウイルスの感染状況などを分析する東京都の会議で専門家は、1週間後には都内の入院患者数が、確保しているベッド数を超えて、「医療が破綻の危機に直面する」と述べました。
会議では都内の感染状況と医療体制の逼迫(ひっぱく)具合を表す警戒レベルが引き続き最も深刻だとしました。
7日間平均の感染者数は6日時点で1000人程でしたが、13日には約1700人に増加しました。
感染者が急増するなかで都が確保しているコロナ用のベッド4000床もすでに8割以上が埋まっていて、多くの医療機関で受け入れが困難になっているということです。
専門家はこのまま感染者が増え続ければ、1週間後には約4600床のベッドが必要になるとみていて、医療体制が破綻の危機に直面すると危機感を示しています。