病院への搬送時間“大幅増” 新型コロナが原因か[2021/01/19 11:51]

 東京都内で救急の患者が病院に搬送されるまでの時間が、例年と比べて去年は大幅に長くなったことが分かりました。新型コロナウイルスの患者の急増が要因とみられています。

 東京消防庁によりますと、去年1年間に都内で救急搬送された人は62万5624人で、おととしと比べて約11万人減りました。

 しかし、救急車が現場に到着してから病院に搬送されるまでの平均時間は33分18秒で、おととしと比べると1分51秒長くなりました。

 その前の少なくとも6年は常に31分台で推移していて、去年だけ急に時間が延びています。

 新型コロナウイルスの患者が増えたことで、病院の受け入れの調整が難航していることが影響したとみられています。

 関係者によりますと、救急隊などが20カ所の病院に連絡してようやく受け入れが決まる場合もあるということです。

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