東京の週平均感染者減少 医療は依然「危機的状況」[2021/01/21 20:48]

 新型コロナウイルスの感染状況などを分析する東京都のモニタリング会議で、専門家は現状について「医療体制の逼迫(ひっぱく)が長期化し、通常の救急医療も含めて危機的な状況にある」との認識を示しました。

 会議では東京都内の感染状況と医療体制の逼迫度合について、引き続き最も深刻なレベルとしています。

 20日までの7日間の平均の感染者数は1471人で先週から200人ほど減り、約1カ月ぶりの減少となりました。

 一方で、重症化リスクが高い65歳以上の感染者数や重症患者数は増加傾向が続いています。

 さらに、入院の調整がつかずに自宅などで待機せざるを得ない人が多くなっています。

 こうした状況を踏まえ、専門家は「医療体制の逼迫が長期化し、通常の救急医療なども含め危機的状況となっている」と厳しい認識を示しました。

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