新型コロナ自宅療養中の男性が死亡 神奈川・相模原[2021/01/25 17:05]
神奈川県相模原市で新型コロナウイルスに感染して自宅で療養していた90代の男性患者が自宅で意識不明の状態で見つかり、24日に死亡していたことが分かりました。
相模原市によりますと、死亡したのは90代の男性で、14日に同居する妻の感染が判明したため検査を受けたところ、20日に感染が判明しました。
男性は無症状だったことや近くに住む家族が健康観察できる状態だったことなどから自宅で1人で療養していました。
男性は23日に「息苦しい」と家族に訴えましたが、血液の酸素濃度を測るパルスオキシメーターの使い方が分からず、測定していませんでした。
その後、症状が落ち着いたため、市は男性を入院させるなどの対応を見送っていました。
神奈川県や市は一日2回、健康観察の電話をしていましたが、男性と直接、話したのは24日午前が最後で、その後は家族を通じてやり取りをしていました。
24日夕方に市が男性の家族に連絡したところ、「本人と連絡が取れない」と伝えられ、保健所の職員らが自宅を訪問したところ、男性が意識不明の状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。