東京都2021年度予算案 一般会計の総額が7兆円超え[2021/01/29 14:45]

 東京都は29日、2021年度の予算案を公表しました。新型コロナウイルスへの対応や東京オリンピック・パラリンピック延期に関する費用など一般会計の総額は7兆円を超え、過去2番目の規模となりました。

 東京都の2021年度の一般会計の予算案の総額は7兆4250億円となりました。前の年度を1%上回り、これまでで2番目の規模となります。

 都税の収入は新型コロナ感染拡大の影響による企業の収益悪化などから前の年度より約4000億円減少し、リーマンショック後の2009年度以来の大幅減となりました。

 新型コロナへの対応としては、中小企業への融資の拡充や住む場所を失った人への支援など合わせて2561億円が計上されました。このなかに医療提供体制確保に向けた費用などは含まれていませんが、都は1月の感染状況なども見極めたうえで、2月中旬に追加の補正予算を編成して対応するとしています。

 また、今年に延期となった東京オリンピック・パラリンピックに関しては、大会での新型コロナ対策のための費用など合わせて4224億円を計上しています。

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