看護学生「不安すごく強い」病院での実習中止相次ぐ[2021/01/31 12:07]

 新型コロナウイルスの影響で、看護学生の病院での実習が相次いで中止や短縮されています。最後の病院実習を受けられないまま卒業し、医療現場に立つことに不安を抱える学生もいます。

 東葛看護専門学校3年・渡邊樹さん:「学生最後の実習もなくなってしまった。やっぱり患者さんから学ぶってことが一番」

 日本看護学校協議会が去年、全国の専門学校などに実施したアンケートで回答のあった316校のうち9割以上の296校が実習先の病院から「学生の受け入れは困難」と言われたということです。

 千葉県の看護学校では、学生最後の4週間の病院実習がなくなりました。

 学生たちは来月14日の国家試験を経て、看護師として新型コロナで逼迫(ひっぱく)する医療現場に立つことになります。

 東葛看護専門学校3年・渡邊樹さん:「看護を本当にできるのかなっていう不安がすごく強い。今のコロナのなかで多少怖い気持ちはあるけど、人の役に立つために看護師として働きたい」

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