看護師の卵「すごく不安」 病院実習が激減[2021/01/31 23:18]

 新型コロナウイルスの影響で看護学生の病院での実習が相次いで中止や短縮されています。最後の病院実習を受けられないまま卒業し、医療現場に立つことに不安を抱える学生もいます。

 東葛看護専門学校3年・井上桃香さん:「実習期間も本来と実習の到達度が例年より下がっていると聞いてるし思ってるので、自分たちがやっていけるのかっていうのがすごい不安」

 東葛看護専門学校3年・渡邊樹さん:「学生最後の実習もなくなってしまった。やっぱり患者さんから学ぶってことが一番」

 日本看護学校協議会が去年、全国の専門学校などに実施したアンケートで、回答のあった316校のうち9割以上の296校が実習先の病院から「学生の受け入れは困難」といわれたということです。

 千葉県の看護学校では、学生最後の4週間の病院実習がなくなりました。

 学生たちは、来月14日の国家試験を経て看護師として新型コロナで逼迫(ひっぱく)する医療現場に立つことになります。

 東葛看護専門学校3年・井上桃香さん:「医療現場が逼迫している現在でも卒業後、自分がやっていけるのかすごい不安ですけど、それでも看護師になりたい」

 東葛看護専門学校3年・渡辺樹さん「看護を本当にできるのかなっていう不安がすごく強い。今のコロナのなかで多少怖い気持ちはあるけど、人の役に立つために看護師として働きたい」

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