公立小の教員採用試験 倍率2.7倍で過去最低に[2021/02/03 08:00]
文部科学省は2020年度の教員採用試験で公立小学校の採用倍率が2.7倍と過去最低だったことを明らかにしました。
文科省の調査によりますと、2020年度の公立小学校の教員採用試験では前の年度に比べて受験者数が2951人減少した4万4710人で、採用者数は336人少ない1万6693人となりました。
この結果、採用倍率は2.7倍で、調査を開始した1979年以来、過去最低となりました。
政府は2021年度から小学校で35人学級の導入を目指しています。
多くの教師が必要になる一方で、受験者数は減少していて、採用倍率が低下して質の高い教師が確保できない恐れがあります。
萩生田文部科学大臣は2日、「ブラックな職業だと染み付いたイメージを何とか払拭したい」と話しました。