ダイヤモンドプリンセス入港1年 教訓生かし対策[2021/02/03 11:55]

 新型コロナウイルスの大規模な集団感染が起きた大型クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」が横浜港に入港してから3日で1年です。横浜市は教訓を生かし、クルーズ船に対して国よりも厳しい感染防止策を求めています。

 ダイヤモンドプリンセスは去年2月3日に横浜港に入港しました。

 船内では712人が感染し、このうち13人が死亡しました。

 横浜市の港湾担当者も未曽有の事態の対応に追われました。

 横浜市港湾局・荻原浩二担当課長:「ターミナル2にDMATの医師のチーム、厚労省の本部があった。船内に入った方と船内に入らない方をしっかり分けなければいけない。トイレも分けなければいけない。その場で(区分けを)やらないといけないので大変でした」

 当時の教訓から、市は横浜港に入るクルーズ船に対して国のガイドラインよりも厳しい感染防止策を求めることにしました。

 横浜市港湾局・荻原浩二担当課長:「(乗客全員の)乗船前に事前のPCR検査をお願いしました。船内でウイルス検査ができるように船会社にお願いしました。おかげ様で日本の船会社3社は(去年)11月から動き出しましたが、船内の感染者は今までないと聞いています」

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