地球温暖化影響でトウキョウサンショウウオが大型化[2021/02/06 12:27]

 東京都立大の研究チームは、地球温暖化の影響で絶滅危惧種「トウキョウサンショウウオ」がこの40年間で最大で2割ほど大型化したと発表しました。

 研究チームによりますと、一部を除く関東地方などに生息するトウキョウサンショウウオが40年前に比べていずれも最大で体が2割大きくなり、産卵数が3割増加しました。

 温暖化により冬眠から目覚める時期が早まったことが要因とみられています。

 東京都立大学・岡宮久規特別研究員:「(サンショウウオは)子どものころは水中で、大人になると陸上で生活する。人間が生物に与える影響を調べるうえで適している」

 気候変動の影響を理解することで生物の保全計画に役立てたいとしています。

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