柏崎刈羽原発“侵入問題” 規制庁内で情報留め置き[2021/02/06 16:28]

 東京電力の柏崎刈羽原発で職員が別の職員のIDを使って中央制御室に侵入した問題で、この問題が原子力規制庁内で留め置かれ、委員会にも報告されていなかったことが分かりました。

 関係者などによりますと、侵入があったのは去年9月20日で、東電は翌日に規制庁に報告したものの、情報は今年1月まで更田豊志委員長ら委員に報告されていませんでした。

 規制委は侵入のあった3日後の9月23日に定例会を開き、事業者が自ら守るべき安全上のルール「保安規定」を了承し、柏崎刈羽7号機に関する審査が大筋で終了しています。

 規制委は今月8日に臨時規制委員会を開き、なぜ情報が上がらなかったかなどこの問題を検証する方針です。

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