森会長発言は「不適切」 お膝元の組織委が公式見解[2021/02/08 12:06]

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は森喜朗会長の発言を「不適切なもの」だとしたうえで、「ジェンダーの平等は東京大会の基本原則の一つ」と公式ウェブサイトに掲載しました。

 森会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことを受け、組織委員会は「森会長の発言はオリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切なものであり、会長自身も発言を撤回し、深くおわびと反省の意を表明致しました」としました。

 そのうえで、「『多様性と調和』は東京大会の核になるビジョンの一つで、ジェンダーの平等は東京大会の基本的原則の一つ」だとして「改めてビジョンを再確認し、大会を運営します」としました。

 一方、森会長の進退については「現時点で議論する予定はない」としています。

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