「給与総額」平均1.2%減 リーマン以来の下げ幅[2021/02/09 10:56]

 去年1年間の労働者1人あたりのひと月の給与総額の平均は前の年に比べて1.2%減り、リーマンショック以来の下げ幅となりました。

 厚生労働省の調査によりますと、働く人1人に支払われた去年の給与総額の月平均は31万8299円で、前の年より1.2%減りました。

 このうち残業代を含む所定外の給与は1割以上減っていて、リーマンショック以来の下げ幅ということです。

 新型コロナウイルスの影響とみられています。

 特に飲食・宿泊業のほか、映画館など生活関連のサービス業で大幅に落ち込みました。

 一方、ボーナスを含む特別給与はパートタイムの労働者で2割以上増えました。

 去年に導入された同一労働同一賃金の制度の効果とみられています。

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