厚生労働省では専門家らが新型コロナウイルスの感染状況の分析などを行っています。
田村厚労大臣:「まだまだ病床の方には十分に余裕がない状況で保健所も大変だと思うが、もう一段感染拡大を封じるための対応を考えていかなければならない」
厚労省で11日午前11時半から始まったアドバイザリーボードでは、新規の感染者や重症者の数は減ってきたものの、一部の地域で入院先が決まらない患者が多くいることや変異ウイルスの監視のため、検疫やスクリーニング検査の体制強化などについて話し合われています。
政府は当初、12日、一部の地域について緊急事態宣言を解除する方向で調整を進めていましたが、医療体制が依然として逼迫(ひっぱく)していることから、解除は見送る方針だということです。
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