新幹線が止まり…受験に間に合う?[2021/02/14 22:00]

発生から丸一日が経とうとしている中、各地に地震の爪痕が色濃く残っています。創業120年の老舗料亭はコロナによる影響とのダブルパンチに途方に暮れています。

福島県相馬市にある道の駅。店のガラスが割れ、天井も壊れ、きょうは臨時休業になっていました。
従業員
「きっかり10年で来る?やめてっていう感じ。来月の11日がちょうど10年ですよね。本当にショックでしたね。で、夜でしょ。夜は怖い」

創業120年の老舗料亭でも後片付けに追われていました。コロナ禍で休業中のこちらは実は明日から通常営業に戻す予定でした。しかし、灯篭が倒れ、天井も抜けるなど、開店するには厳しい状況です。
店主 佐久間 善彦さん
「これは大変ですね。どの店も皆さんそうでしょうけど、ダブルパンチですね。やっぱりコロナと今回の地震ですね。再開は未定。どのぐらい修繕にお金がかかるかと、実際にかけた分だけコロナが収まってお客様が戻ってくれるか。かなり考えるところですね」

相馬市にある番組スタッフの実家では壁にヒビや亀裂が入っていました。墓地では墓石が倒れ、相馬市と猪苗代町を結ぶ国道115号線周辺では番組の取材で、少なくとも3か所の落石があったことが分かりました。

▽東京に移動できず…受験生が困惑
新幹線が止まった影響で、被災地の予備校では対応に追われています。
河合塾 仙台校 渡邉貴吉校舎長
「新幹線が止まってしまったことで、東京に移動できないという方がけっこうな数いらっしゃってですね。100名以上の方は明日は早稲田の法学部とか、明治大学とかけっこうありますね。
保護者の方が新幹線が動く那須あたりまで車で連れて行ってそこから移動するという方が何人も。今年の受験生は試験制度の変更もあって、さらに新型コロナウイルスの影響もあって、本当に苦労して頑張ってきた生徒さんですので、なんとか大学の方でも柔軟な対応をしていただけると良いなと思っています」

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