東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長を選ぶための候補者検討委員会が16日午後に開かれ、新会長に求められる資質として5つのポイントが取りまとめられました。
候補者検討委員会の初会合は東京都内のホテルで御手洗名誉会長ら男女8人の委員に武藤事務総長が加わり開かれました。
初会合では新会長に求められる資質として、オリンピック・パラリンピックやスポーツに深い造詣(ぞうけい)があること、オリンピック憲章の理念を実現し、レガシーとしてつなげていくことができる人であること、国際的な経験があり国際的な知名度や感覚があること、東京大会の経緯や準備について理解していること、組織運営能力や関係者と調和を図る調整力を備えることの5つのポイントが取りまとめられました。
後任選びについて、組織委員会の武藤事務総長は「出来るだけ早くと思っているが、今週なのか来週にかからないのかやってみないと分からない」と期限を決めていないことを明かしました。
また、17日に開かれる2回目の会合で候補者が一本化される可能性については「可能性があるかと言われたら可能性があると申し上げるべき」としました。
また、議事録の公開については委員の意向に沿って検討するとともに説明責任は果たしていくとしました。
広告