約5800人がコロナの影響で大学を中退・休学[2021/02/17 03:23]

 新型コロナウイルスの影響で去年4月から12月までに大学を中退したり、休学したりした学生が約5800人いたことが文部科学省の調査で分かりました。

 文科省の調査によりますと、去年4月から12月までに短大を含む大学を中退したり、休学したりした学生は約9万4000人で、おととしの同じ時期より12%ほど減りました。

 中退の理由は、「経済的困窮」が19%と最も多く、「学生生活への不適応・就学意欲の低下」が18%、「就職・起業」が14%と続きました。理由の内訳はおととしとほぼ同じ傾向でした。

 このうち、新型コロナウイルスの影響で中退した学生は1367人、休学した学生は4434人でした。

 文科省は「年度末に向けて中退・休学者が増加することも考えられる」として、アルバイト収入が減少した学生を対象にした学生支援緊急給付金の追加支給を行うなど、学生への支援策を継続的に行っていくとしています。

▲このニュースはテレビ朝日が開発した「AIxCGアナウンサー 花里ゆいな」がお届けしています。

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