林検事総長「頼りがいある検察目指す」会同で訓示[2021/02/17 16:13]

 全国の検察庁のトップらが集まる検察長官会同が開かれ、林真琴検事総長が「『しなやかで強く頼りがいのある検察』であることを目指す」と訓示しました。

 検察長官会同は17日、全国の検察庁のトップらがオンラインで参加する形で開かれました。

 そのなかで林検事総長は、情報通信技術などの急速な発展によって犯罪の匿名化や広域化が顕著となっていることなどを指摘しました。

 また、検察の課題については「経験したことのないような事案にも的確に対処し、事案の真相を解明し得るだけの検察組織としての力量を高めていくことにある」などと述べました。

 そのうえで、「『しなやかで強く頼りがいのある検察』であることを目指し、不断の努力と工夫を積み重ねなければならない」と訓示しました。

 さらに、「犯罪被害者等の権利利益の尊重、犯罪の防止や罪を犯した者の更生への配慮等が定着してきたことは極めて重要な変化で、今後も継続していく必要がある」と述べました。

 一方、上川陽子法務大臣は「検察が行う取調べや証人尋問などは対面により行われ、新型コロナウイルス感染症が流行する現状でも避けられない」として、「感染リスクの回避と業務継続とを両立させるよう努めて頂きたい」と求めました。

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