東京電力がまたセキュリティー違反[2021/02/19 01:22]
東京電力の柏崎刈羽原発と福島第二原発でセキュリティー上問題となる事案が相次いで発覚しました。
東電によりますと、柏崎刈羽原発で1月、侵入者を検知する防護設備が壊れる事案が発生し、追加調査したところ、同様の設備故障が複数見つかりました。
詳細は明らかにされていませんが、損傷したのは防護カメラかセンサーとみられています。
また、社員が福島第二原発のIDを紛失していたことも分かりました。
この社員は第一原発から第二原発に応援に来てIDを作成した後、第一原発に戻りました。
第二原発のIDは2016年に無効化されていましたが、最近まで紛失に気付いていませんでした。
こうした事案は18日夜に開かれた臨時の原子力規制委員会で更田委員長らにも報告されたということです。
東電を巡っては去年9月、柏崎刈羽原発の職員がIDを不正に使用して中央制御室に入る事案が起きたばかりで、新潟県など地元自治体からの批判がさらに強まりそうです。