東京墨田区 病院連携で「入院待機者ゼロ続く」[2021/02/20 22:30]

新型コロナの入院待機患者ゼロを達成した地域があります。東京都墨田区です。

墨田区保健所 西塚至所長
「入院待機者が1月28日に0になりまして、今日まで0が続いています」

区は、症状が回復した患者の、次の受け入れ先が見つからないことが、病床不足につながっていることに注目しました。

墨田区保健所 西塚至所長
「墨東病院の(重症等から)回復した患者というのは、気管切開をしている方や、また感染性はなくなったけど、PCR検査をすると陽性が出てしまうとか、かなり普通の病院への転院がかなり躊躇される方々ということでなかなか転院が進まない。
回復した患者を積極的に一般病床で受けていただく協力を求めた」

墨田区では、まず病院の不安を取り除くことに注力しました。
受け入れてもらう患者は、国の退院基準をクリアしていること。
実際に感染性が低いことなどを、丁寧に説明することにしたのです。
そして、感染対策として1000万円を補助することにしました。
これにより、重症病床を持つ墨東病院で回復した患者を、区内の7病院が受け入れる体制を整えました。

こちらの病院では、区の要請を受け、初めて“回復した患者”を受け入れることにしました。

墨田中央病院 小嶋邦昭院長
「受け入れには心配はありまして、我々のようなところではゾーニング(一般患者との区分け)ができない」

病院では、個室として使っていた4部屋を改装しコロナ回復患者の病床にあてることにしました。

墨田中央病院 小嶋邦昭院長
「やらないといけないとわかっていても、経営的なことでそれぞれの病院が苦労しているわけで援助してくれるということは非常に我々が踏み切る大きな一つの要素ではあった」

受け入れてみて大切なことに気づいたといいます。

墨田中央病院 小嶋邦昭院長
「コロナというのが特殊な病気じゃなくなってきているなと。普段診ている診療所の先生だとか介護の人たちと連携を取り合っていかないと、地域医療で全体として対応しなきゃいけない」

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