「減少ペース落ちてきている」 都の新規感染327人[2021/02/20 23:11]

 東京都が20日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は327人で、27人の死亡が発表されました。

 感染が確認されたのは10歳未満から100歳以上の327人でした。

 年代別に見ると、20代が最も多い69人、次いで30代が50人で、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は合わせて69人でした。

 重症の患者は前の日から2人減って82人でした。

 また、50代から90代の男女27人の死亡が発表されました。これは今月3日の32人に次ぐ多さで、16日と18日に続いて3度目です。

 このうち50代の女性は無症状で、自宅療養中に容体が急変したということです。基礎疾患があったか分かっていませんが、保健所の健康観察でも問題はなかったということです。

 一方、直近7日間の一日あたりの新規感染者数は356人となり、前の週の92%になりました。

 都は感染を抑制するため、7日間平均を「前の週の7割以下」に減らすことを目安としていますが、20日時点の数字が7割を大幅に上回り92%になったことについて、都の担当者は「感染減少のペースが落ちてきている」としました。

 そのうえで「まだまだ夏のピーク時と同じ感染者数なので感染者数を減らす行動を取ってほしい」と呼び掛けています。

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