福島原発で格納容器の圧力低下 13日の地震影響か[2021/02/22 12:04]
東京電力は福島第一原発1号機の原子炉格納容器の圧力が低下したと発表しました。最大震度6強を観測した13日の地震の影響とみられています。
東電によりますと、21日午後6時ごろ、1号機の格納容器の圧力が通常の1.2キロパスカルから0.9キロパスカルまで下がったことが確認されました。
福島第一原発では冷却のための注水が今も続き、格納容器に水がたまっていますが、13日の地震の後に1号機と3号機で水位が低下しています。
このため原発事故の際に損傷した部分が水の上に現れ、空気が漏れたとみられます。
東京電力は外部への放射線の影響はないとして、注水量を増やして空気の漏れを防ぐ方針です。