商品券やクーポン…接種率アップへ“ワクチン特典”[2021/02/22 19:33]
これから本格化する新型コロナウイルスのワクチン接種。より多くの人に接種してもらおうと、自治体は様々な知恵を絞っています。
まず、接種を受けた人に「商品券」を配るのは埼玉県の宮代町です。
2回の接種で町内の100店舗以上で使える商品券2000円分を配り、町としては商品券で接種率を上げて地域経済も活性化させる2つのメリットを考えているということです。
続いて、特典として百貨店などでの「買い物サービス」を検討しているのが神奈川県横須賀市です。
ポイントとしてはリニューアルする老舗百貨店のフロアを集団接種の会場にする計画があり、この際にワクチン接種で渡される「接種済証」が自治体からもらえますが、これを見せると割引や記念品を受け取れるサービスを考えているということです。
高齢者におなじみの場所であることなどから、接種会場にしたということです。高齢者の人の生活のなかに取り入れられるということになるかもしれません。
さらに、こうした接種会場への交通アクセスを良くしようと「タクシークーポン券」を配るのが静岡市です。車を運転できない高齢者などのために、こうしたクーポン券を配るということです。
ただ、一方で熊本県ではワクチン接種について「安く受けられます」「順番が早くなりますよ」などの不審な電話が相次いでいるということです。
詐欺などの可能性もありますので、警察は安易に個人情報を教えないでと注意を呼び掛けているということです。