小池都知事 濃厚接触者の追跡調査を再び強化へ[2021/02/26 17:10]

 東京都の小池知事は新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議で、これまで対象を絞っていた濃厚接触者や感染経路を追跡する調査を再び強化する方針を示しました。

 都庁では26日、都内の感染状況を分析する会議が開かれました。小池知事はこの会議で「クラスターを早期に探知する対策に移行する」と述べ、これまで保健所業務の逼迫(ひっぱく)などを理由に対象を絞っていた濃厚接触者や感染経路を追跡する調査を再び強化する方針を示しました。

 東京の一日あたりの感染者数は7日間平均で24日の時点で288人となり、前の週から60人ほど下回りましたが、減少傾向は鈍化しています。

 会議に参加した専門家からは「変異型による感染が急速に拡大するリスクがある」「より早期にクラスターを発見し、封じ込め対策を徹底的に行う必要がある」との意見が出されました。

 都は早ければ26日にも都内の保健所に調査の再強化を通知し、感染者の抑え込みを図りたい考えです。

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