2万1896人接種し“副反応”3人 「重大な懸念ない」[2021/02/26 17:51]

 新型コロナワクチンの先行接種の1回目で、これまでに副反応が疑われる症状が出たのは3人でした。専門家らは「今後も接種を継続できる」と評価しています。

 厚生労働省によりますと、一部の医療従事者を対象としたワクチンの先行接種は25日までに1回目が終了しました。

 接種を受けたのは2万1896人で、このうち40代の女性2人を含む合わせて3人にじんましんや悪寒など副反応が疑われる症状がでました。

 3人は一時入院しましたが、いずれもすでに回復しています。

 26日に開かれた厚労省の専門部会は「これまでの報告で安全性において重大な懸念はなかった」と評価し、今後も接種を続けることを了承しました。

 今回の先行接種は医療従事者が対象で、医師は16.9%看護師が46.6%でした。

 また、年代別では20代から50代までがそれぞれ21%から25%で、60歳以上は8.6%となっています。全体の6割以上は女性でした。

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