「2重マスク」効果アップは数% スパコンが分析[2021/03/04 18:30]

 2重マスクによる効果は限定的だということです。

 マスクを2枚重ねて使う「2重マスク」についてスーパーコンピューター「富岳」でシミュレーションした結果、フィルター効果のアップは数%にとどまることが分かりました。

 右の映像は不織布マスクの上にウレタンマスクを重ねた状態でせきをした場合。左は、不織布マスク1枚をきちんと装着した場合です。両者のフィルター効果の差は4%にとどまります。

 理研の坪倉誠チームリーダーは不織布マスクの針金部分を鼻の形にきっちりと合わせ、1枚を隙間なく装着する方が大切だとしています。

 肌荒れなどの理由で2重マスクをする場合は性能の良い不織布マスクを下にするべきだとしています。

 また、不織布マスク2枚を重ねて使うと空気の抵抗が強まって隙間からの漏れが大きくなり、意味がないとしています。

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