天皇皇后両陛下は4日、東日本大震災の発生から10年にあたり、岩手県陸前高田市と釜石市の被災者をオンラインでお見舞いされました。
両陛下は4日午後3時すぎから岩手県内の復興状況などを岩手県知事から聞いた後、陸前高田市とオンラインで結び、震災の前と後の市内の様子や防潮堤ができる過程を収めた動画をご覧になりました。
陛下は高台への移転状況などについて質問するなどし、その後、市内で被災した3人と話をされました。
自宅を津波で失った53歳の男性は妻と高校生と中学生の息子の4人で一時、4畳半の仮設住宅で暮らしました。
皇后さまは「大変でいらっしゃいましたね」と声を掛けられました。
また、息子が津波の被害を目の当たりにしたことについて、陛下は「お子さんの心の問題は大丈夫でしょうか」と心配されていました。
両陛下と話をした男性:「10年経ったんですけども、毎年のごとく被災地と呼ばれる自治体が出てくるなかでいまだに気を掛けて頂いていることに感謝です」
57歳の女性は津波で当時25歳だった長男を亡くしました。
両陛下と話をした女性:「『ご長男さんを亡くされたんですね、頑張ってこられましたね』という言葉を頂きました。涙が出てきてしょうがなくてありがたかったです。時々、画面で目が合うんですけど、目が合うとにっこり笑われるんですね。皇后陛下などは特にマスクをしていても、ほほ笑んでいる顔が想像できて、ありがたくてありがたくて」
両陛下はその後、釜石市ともオンラインで結び、被災者3人をお見舞いされました。
震災当時、中学生で津波を逃れた25歳の女性が「大人から横揺れと音が大きい時には津波が来ると教えられていた」と話すと、皇后さまは「津波の経験が語り継がれて、普段から防災訓練が行われていることを本当に良かったと思いました」と話されました。
両陛下は今後、宮城と福島もオンラインでお見舞いできるよう調整していて、11日は都内の追悼式に出席されます。
東日本大震災から10年 両陛下オンラインでお見舞い
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