宮城で先月見つかった遺体 震災の不明女性と判明[2021/03/05 06:21]

 先月、宮城県東松島市で見つかった遺体の身元が東日本大震災で行方不明になっていた61歳女性と判明しました。

 先月17日、東松島市にある会社の敷地内から白骨化した遺体が見つかりました。

 DNA鑑定などの結果、遺体は東松島市の奥山夏子さんと判明しました。

 奥山さんは2011年の地震の直後、勤務先から自宅に戻り、その後、津波に巻き込まれたとみられています。

 遺族は「震災から10年を迎えるにあたり、母が見つかったことは大変うれしく思います。気持ちに整理をつけ、前を向くことができます」とコメントしています。

 宮城県警によりますと、今回の身元判明で県内の行方不明者は1214人になります。

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