ワクチン接種へ 練馬区の医師と薬剤師が研修会[2021/03/05 07:18]

 新型コロナウイルスのワクチン接種の「練馬区モデル」を発表している東京・練馬区で、来月開始予定の高齢者への接種に向けて医師会と薬剤師会による合同の研修会が4日、開かれました。

 研修会はオンラインで配信され、練馬区内の医師や薬剤師ら約300人が参加しました。

 ファイザー製のワクチン接種では、ワクチンを食塩水で薄め、注射器に充填する作業が必要となります。

 練馬区はかかりつけ医での個別接種を中心とした「練馬区モデル」を発表していますが、多くの医師や薬剤師はワクチンを希釈し、充填する作業をしたことがないということで、研修会では実際にワクチンに見立て色が付けられた水を使って手順が説明されました。

 練馬区薬剤師会・會田一惠理事:「今回のワクチンの希釈・充填は恐らく薬剤師人生で最初で最後の印象がありますね。こういう事態だから経験ないけど、ぜひ協力させてほしいという心意気のある先生や薬剤師の方も多いので、先生方のハードルをどうしたら下げられるか」

 練馬区薬剤師会は練習用のキットを希望する薬剤師に配布し、研修会の映像を見ながら職場や自宅で練習ができるようにするとしています。

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