モデルナがワクチン申請 田村大臣「最優先で」[2021/03/05 23:32]
アメリカの製薬会社「モデルナ社」が開発した新型コロナウイルスのワクチンの承認申請を受け、田村厚生労働大臣は「最優先で審査する」と話しました。
田村厚生労働大臣:「日本国民全員にという形で我々、目指しているので、そういう意味では必要なワクチン。特例承認という形を目指して審査していく」
モデルナ社のワクチンについて、国内での流通を担う「武田薬品工業」から5日に厚生労働省に承認を求める申請が出されました。
厚労省はモデルナ社などと今年の前半から2500万人分のワクチンの供給を受ける契約を結んでいます。
モデルナ社のワクチンは4週間の間隔で2回打つ筋肉注射で、保管温度はマイナス20度前後のため、通常の医療用冷凍庫を利用できるということです。
武田薬品が行っている200人を対象にした国内治験のデータはまとまり次第、5月にも提出される予定で、田村大臣は「うまく審査が進めば最短で5月中の承認もあるかもしれない」としています。
新型コロナワクチンの承認申請はこれで3社目となりました。