ワクチン接種後に“アナフィラキシー” 国内3例目[2021/03/07 22:22]

 厚生労働省は7日に新型コロナのワクチンを接種した30代の医療従事者の女性が、接種後に強いアレルギーの症状であるアナフィラキシーを発症したと発表しました。

 厚労省によりますと、30代の医療従事者の女性は7日にファイザー社のワクチンを接種し、その5分後にせきが出たほか、息苦しさなどの症状が出ました。

 薬を投与し症状は改善されましたが、経過観察のため入院しています。

 女性を診察した医師は、ワクチンの副反応としてアナフィラキシーが出た疑いがあるとして、厚労省の審査機関に報告しました。

 女性は過去にも食べ物や動物などでアナフィラキシーを発症したことがあるということです。

 新型コロナワクチンの副反応の疑いとしてアナフィラキシーが報告されたのは国内で3例目です。

 厚労省は今後、専門家らとワクチン接種との因果関係などを評価するとしています。

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