地震発生37分後に誕生 10歳男の子が学ぶ“あの日”[2021/03/08 12:23]

 宮城県では、地震発生直後に生まれた男の子が両親からあの日のことを学んで成長しています。

 3月11日に10歳の誕生日を迎える仙台市の瀬川虎君(9)。お父さんとのサッカーが毎日の楽しみです。虎君の憧れはサッカー、ベガルタ仙台の選手だったお父さん。

 瀬川虎君:「作文に未来に向かってというのをやったけど、僕はお父さんみたいな人になりたいって書きました」

 母・史佳さん:「急に男らしくなったと思ったら、パパみたいになりたいと言い始めたので、ああ成長だなあって思った」

 虎君は震災発生からわずか37分後、水も電気も止まった病院の簡易ベットで生まれました。両親の愛情をたっぷりと受け、すくすくと成長した虎君。あの日起きたことは両親から学んでいます。

 瀬川虎君:「車がひっくり返るというか、揺れるぐらいの大きな地震だった」

 地震の時、どうすれば良いのか、今では理解できるようになりました。

 瀬川虎君:「すぐに避難したりとかすることです。物が落ちてこない場所に避難する」

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