東日本大震災から10年 新たに3人の身元特定[2021/03/09 16:34]

 東日本大震災から11日で10年を迎えるなか、警察庁が全国の被災状況をまとめ、この1年間で宮城県と岩手県で合わせて新たに3人の遺体の身元が特定されたことが分かりました。

 警察庁によりますと、東日本大震災による死者数は岩手県、宮城県、福島県のほか、東京都や茨城県など9都道府県を合わせ、今月1日までで15899人となりました。

 この1年間で、岩手県と宮城県では2011年に遺体が見つかってから身元不明となっていた女性3人について、DNA鑑定などで新たに身元が判明しました。

 3県では見つかった遺体のうち54人について今も身元が分かっていません。

 警察では、これまでに延べ69万人以上が行方不明者の捜索にあたっていますが、今もなお2526人が行方不明になっていて、地元の警察が捜索を続けています。

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