10年ぶり遺族の元へ 避難中に津波…不明女性の遺骨[2021/03/10 11:55]

 東日本大震災から11日で10年です。津波で行方不明となり、今月、身元が判明した女性の遺体が遺族に引き渡されました。

 身元が判明したのは宮城県東松島市の奥山夏子さん(当時61)で、10日に長男の英樹さんに遺体が引き渡されました。

 奥山さんは東松島市内の職場から避難の途中に津波に巻き込まれたとみられていて、先月17日に会社の敷地内で見つかりました。

 警察が歯型やDNA鑑定で身元の確認作業を進めたところ、今月4日、奥山さんと判明しました。

 奥山夏子さんの長男・英樹さん:「母がいなくなって10年間、相談したい時や頼りたい時がたくさんありました。今後、前を向いてしっかり生きていきたいと思います」

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