ワクチン後のアナフィラキシー「ほとんど軽い症状」[2021/03/12 06:15]

 新型コロナウイルスのワクチンの接種後にアナフィラキシーが報告されていることについて、専門家は「ほとんどが軽い症状で、現状では過度な心配は必要ない」と話しました。

 大阪大学免疫学フロンティア研究センター・宮坂昌之招聘(しょうへい)教授:「(一般的に言われるのは)生命に関わるようなワクチンの後に起こるアナフィラキシーの頻度は100万回に1回、2回、5回以下」

 国内では、11日までにワクチンの接種後に37人がアナフィラキシーを発症していて、大阪大学の宮坂教授はほとんどがワクチンに関連していると分析していますが症状は軽いとしています。

 また欧米に比べて報告数が多いことや女性に多く見られていることの原因については、ワクチンに含まれる物質が原因となっている可能性もあると指摘しました。

 大阪大学免疫学フロンティア研究センター・宮坂昌之招聘教授:「女性が(多い)という点に関しては海外も日本も同じである。もしも日本が軽いアナフィラキシーの頻度が多いとすれば、それはこれから調べないと分からない」

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