気象庁「今後1週間は5強程度の地震に注意」[2021/03/20 23:31]

 20日午後6時すぎ、宮城県沖を震源とする震度5強の地震がありました。気象庁はこの地域では今後も同じ程度の地震に注意するよう呼び掛けています。

 気象庁・鎌谷紀子地震情報企画官:「今後も若干の海面変動がある可能性があるので海岸に近付かないで下さい。また、揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意して下さい」

 気象庁によりますと、午後6時9分ごろに発生した地震はマグニチュードが推定6.9、震源の深さは59キロ、宮城県で震度5強、岩手県の一部などで震度5弱を観測しました。

 2011年の東日本大震災の余震と考えられるということです。

 午後8時半現在、宮城県内では6人がけがをして病院に運ばれています。

 また、警察によりますと、塩釜市の市道で幅6メートル、高さ6メートルにわたって斜面を補強していたコンクリートが崩れ、現在、通行止めになっています。

 JR東日本では東北新幹線の東京ー盛岡間の上下線で運転を見合わせていましたが、東京−仙台間では運転を再開しました。

 気象庁は地震発生から1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼び掛けました。

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