エヴァ初号機も!クスっと笑える「帯結び」製作秘話[2021/03/23 08:55]
「思い立ったら走り出す 本日エヴァ祭り 試作初号機」。
説明不要。あっぱれな作品を投稿したのは一級着付け技能士の資格を持つ、ツイ主のマミさん。マミさんは普段、美容室やフォトスタジオ、着物レンタル店などの依頼や完全予約制で着付け教室を行っています。
これまでにも「実用性ゼロの帯結び」として「クリスマスシーズンにはツリー」を表現したり、「雪だるま」などユニークな作品を披露していました。
これらを作り始めるきっかけになったのが新型コロナウイルスの影響があったようです。
「ステイホーム」が世間に浸透され始めたころ、着付けの仕事や着付け教室の仕事がなくなった時、着物には触れていたかったというマミさん。
家でできることはないかということを考え、人にクスっと笑ってもらえる帯結びの製作にたどり着きました。
見た人が「何これ?」と楽しくなってほしいと今でも続けている活動ですが、今回の初号機は前に使徒・サキエルを作っていて、その延長でチャレンジしたそうです。
顔の部分は裏表で色が違うメタリックな兵児帯(へこおび)で表現していて、角は帯の端を筒状に丸めて輪ゴムで止め、着付け道具で角度を付けました。
目は黄色い折り紙を使って両面テープで貼っているそうです。
製作時間はサキエルが半日ほど、初号機は同時進行で他の結びも考えていて、約一日かかったそうですが、ユニークな帯結びはマミさんにとっても練習や研究につながっていると考えているそうです。
歴史的な側面や実生活に沿った扱い方、さらには趣味と合わせた楽しみ方など様々な形で発展をしてきた「着物」ですが、「色んな場面でもっと自然に人々の選択肢の一つになれば良いな」とマミさんはおっしゃっていました。