なぜ落ちる? フォークボール仕組み スパコン解析[2021/03/24 13:15]

 野球で投手の投げた球が、打者の手元で鋭く落ちる変化球、フォークボール。今までそのメカニズムは、あまり明らかにされていませんでしたが、東京工業大学などの共同研究チームが、スーパーコンピューターを使って、その仕組みを解析しました。

 打者の手前で鋭く落ちるような軌道を見せる変化球、フォークボール。

 その謎を、東京工業大学などの共同研究グループが、スーパーコンピューターを使って解明したといいます。

 通常、ピッチャーが投げた球にはバックスピンがかかり、「マグヌス効果」と呼ばれる、上向きの力が発生します。

 フォークボールは、直球に比べて回転数が少ないことから、この上向きの力が弱く、ボールが落ちると思われてきました。

 ところが、スーパーコンピューターによる解析では、上向きの力が弱いどころか、回転の途中、ボールの縫い目が特定の位置に来た時に、通常とは逆の下向きの力、「負のマグヌス効果」が働いていたことが分かったというのです。

 この結果について、共同研究チームの東京工業大学、青木尊之教授は「縫い目があるようなボールの場合に測定しても、『負のマグヌス効果』は、今まで発見されていなかった。『負のマグヌス力』は、普通は働かないが、フォークボールの条件で働くことが分かった」と話していました。

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