東電に是正措置命令へ 柏崎刈羽原発問題で 規制委[2021/03/24 12:42]

 東京電力の柏崎刈羽原発でセキュリティー設備の故障が見つかった問題で、原子力規制委員会は東電に対して是正措置命令を出す方針を固めました。

 この問題は柏崎刈羽原発で侵入者を検知するセキュリティー設備の故障が15カ所見つかり、東京電力はうち10カ所について十分な措置を取らず、事実上放置していたものです。

 24日の定例会で原子力規制委員会は東電に対し、核物質防護について是正措置命令を出す方針を固めました。

 東電に弁明の機会を与えたうえで確定します。

 規制委の発足後、原子炉等規制法に基づく行政処分が出されるのは廃炉になった高速増殖炉「もんじゅ」を運営していた原子力機構に次いで2例目です。

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