笹子トンネル崩落現場を再現 研修施設を遺族が視察[2021/03/25 12:10]

 9人が犠牲になった山梨県の笹子トンネル崩落事故の現場を再現した研修施設が完成し、遺族が視察しました。

 東京・八王子市に完成したネクスコ中日本の「安全啓発館」では2012年の事故で崩落した天井板を使って現場が再現され、巻き込まれた車が展示されています。

 中央道の笹子トンネルで天井板が崩落した事故では9人が犠牲になりました。

 今月25日、遺族が完成した施設を視察して黙祷(もくとう)を捧げました。

 施設は事故を風化させないようにネクスコ中日本が社員の研修用につくりましたが、今後は官公庁や大学などの研修でも使っていく予定だということです。

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