JR水郡線が全線再開 台風被害からの復興に住民喜ぶ[2021/03/27 11:11]

 おととし10月の台風19号で不通が続いていたJR水郡線が約1年半ぶりに全線で運転を再開しました。

 映像はおととし10月の台風19号の影響で不通が続いていたJR水郡線の袋田駅から常陸大子駅に向かう上空からの様子です。

 JR水郡線は2019年10月の台風19号で久慈川に架かる橋が流され、大子町の中心部と水戸市方面を結ぶ一部区間が不通となっていました。なお、今月26日までは現在運行している上小川駅から常陸大子駅間の代行バス輸送をしていました。

 橋は久慈川の上流に架かる「第六久慈川橋梁」。新しい橋は、橋脚の数を6本から1本に減らし、水流の力に耐えられるように設計したということです。また、新しい橋は橋桁の位置を1.3メートル高くし、川の水位が上がっても流されにくくしたということです。

 新しい鉄橋の完成を受けて、27日の始発から約1年半ぶりに全線で運転を再開し、JR常陸大子駅では水郡線全線運転再開の記念式典が行われています。式典には赤羽国交大臣をはじめ、沿線の自治体関係者、さらに地元の高校生などが出席し、1年半ぶりの運転再開を祝福しています。

こちらも読まれています