すでに第4波?クラスター対策班メンバーに聞く[2021/03/28 22:30]

各地で感染が拡大していますが、すでに第4波の入口なのでしょうか?また、時短で苦境が続く飲食店をどう支援していくべきなのでしょうか?
厚生労働省クラスター対策班のメンバーの京都大学ウイルス・再生医科学研究所の古瀬祐気 特定助教と
早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授に話を聞きます。

京都大学 古瀬祐気 特定助教
▼「現在の感染者数や増加具合は第3波の入口と似ていると感じている」
▼「比較的若年の方の検査陽性率や感染経路不明の割合が高いほど感染が拡大する傾向があるというデータもある」
▼「一部の地域では現在の状況に当てはまるところがあり危惧している」
▼「変異株の市中感染はすでに始まっていると考えている。今後、変異株に置き換わる蓋然性はかなり高いと思う」
▼「ただ変異株のクラスター対策は保健所の方々の努力もあり、ある程度できている。」


早稲田大学ビジネススクール 入山章栄 教授
▼「零細の小さな飲食店と中堅や大手の飲食店とは大分状況が違う」
▼「零細の飲食店には協力助成金や事業再構築補助金など政府の手厚い保護がある」
▼「実は課題は中堅、大手の方。ビジネスとして大きいが、支援は零細と同じ条件。小さなサポートをもらってももたない」
▼「これから中堅、大手の飲食店のほうから資金ショートして倒産する会社がどんどん出てくると予想され、政府のもう一段手厚い保護が必要だと思う」
▼「飲食業はコロナ禍を乗り越えれば大きなビジネスになると考えている」
▼「コロナ禍でデジタル化が進めば進むほど、一緒の場にいて同じものを食べたり、同じにおいをかいだりすることは相対的に価値が上がっていく」

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