柏崎刈羽セキュリティー不備 改善活動も「不十分」[2021/03/31 14:50]

 東京電力の柏崎刈羽原発でセキュリティー設備の故障が見つかった問題で、1年ごとに義務付けられていた改善活動が十分に行われていなかったことが分かりました。

 新潟県の柏崎刈羽原発ではテロ対策などのために設置されている侵入検知装置が15カ所故障し、代替の措置も不十分だったことが分かっています。

 原子力規制委員会は31日の定例会でこうした不手際に加え、セキュリティー上の問題について法令が定める1年ごとの評価や改善活動も十分に行われていなかったと指摘しました。

 規制委は今後、行われる長期の追加検査でこうした「手抜き」が放置されていた期間や小早川智明社長ら経営幹部の責任についても調べる方針です。

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