高校にこんな新科目登場 “時代の必然”感ひしひし[2021/03/31 21:34]

とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(林美桜アナウンサー)
今日はこちら!「来年の春から激変!新高校の授業」。早速見ていきましょう。実は来年の春から教科書が新しくなります。現代らしいポイントが盛り沢山になるんですが、新型コロナの記載が様々な科目で増えます。音楽は、米津玄師さんの「Lemon」が載るんです。そして歴史の教科書を見てみると、2021年のところに「東京オリンピック・パラリンピック開催予定」と本当に最新情報が盛り込んであるんですよ、美沙希さん!

(林美沙希アナウンサー)
音楽なんかも驚きですね!

(林美桜アナ)
そして新しくなるのは教科書だけではなくて、高校の必修科目も新しくなるんですよ。トレバズは3つの科目に注目しました。「歴史総合」「公共」「総合1」。桝田さん、パッと聞いていかがですか?

(桝田沙也香アナウンサー)
「歴史総合」ってなんかと一緒になるんですか?わからないですね。

(小松靖アナウンサー)
今、林さんが先生みたい。

(林美沙希アナ)
学校の授業みたいですね。

(林美桜アナ)
私ですか?ちょっと意識しています。

(小松アナ)
ごめんなさい。進行してください。

(林美桜アナ)
まずは「歴史総合」です。これは日本史と世界史の近現代史を統合した科目です。日本の明治維新以降を日本と世界の視点で学んでいって、グローバル国際社会を意識した科目になっています。どんなことを学ぶのか?教科書の記述にこうあります。「民主主義の成果を守り続けるために」。なかなか難しいテーマの内容ですが、そこに載っているのが、「欅坂46」の写真とサイレントマジョリティーの歌詞なんですよ!

(桝田アナ)
ええええ!?

(林美沙希アナ)
どういうこと?

(林美桜アナ)
どういうことなのかと言いますと・・このサイレントマジョリティーの歌詞では、声を上げない事が賛成しているのと同じであると表現されています。この曲は意思表示をせず大衆でいる事への疑問を投げかけるメッセージを伝えているんだと紹介されているんですね。このように新しい教科書には身近なテーマで学べる工夫もされているんです。

続いて「公共」を見ていきましょう。40年近く続いていた「現代社会」が「公共」という名前に変わります。社会の仕組みを学ぶ科目ですね。

(小松アナ)
「公共」ってなんかまだ科目に似つかわしくないというか、違和感ありますね。でもそう変わるんですね。

(林美桜アナ)
そうこれが普通になっていくんですね。この「公共」なんですが内容も少し変わります。選挙権は成人年齢が18歳に引き下げられることで、生徒が社会の担い手であるという意識をより強く持てるように主権者教育が一つの柱になっています。どういう事が書いてあるのか?教科書を見てみると…こちらは昨年トイレットペーパーが完売してしまった写真なんですね。この写真を見て、デマによる混乱や経済への影響を考える。今起きている現実社会の問題を生徒たちが議論する。そういった授業になるんです。

(小松アナ)
コロナの時の誤った情報が広がった時のデマの問題という事ですか。

(林美桜アナ)
そうです。今、起こっている事も議論しながら学べるんです。

(林美沙希アナ)
科目名が変わっただけじゃなく、内容も大きく変わるって事ですね。

(林美桜アナ)
そして3つ目は「情報I」。「情報」っていかがですか?美沙希さん。

(林美沙希アナ)
「情報」って私たちの時もあったんですよね。ありましたが…その内容を今見て驚いています。

(林美桜アナ)
そう「プログラミング」が必修になるんです。美沙希さんは学びましたか?

(林美沙希アナ)
高校の授業ですよね。学ばなかったです。

(林美桜アナ)
私たちの時代は「プログラミング」は選択科目だったんですが、その「プログラミング」がこれからは必修になります。社会人になるとパソコンに向き合う時間が増えて、きちんと学んでおけばよかったなってと思う事ありませんか?

(林美沙希アナ)
必要ですからね、本当に。でもテストになるって事ですよね?

(林美桜アナ)
そうなんです。これからの生徒はプログラミングをきちんと勉強して社会人になるんですよ。そしてこの「情報I」ではSNSなどのモラル、使い方なども勉強できるんです。小松さん、いかがですか?

(小松アナ)
これから高校生になる方は、生まれた時からインターネットがありますからね。「デジタルネイティブ世代」。そういう意味では必然の流れなのかもしれませんね。

(林美桜アナ)
私たちもまた勉強したいくらいの内容になってくるかもしれませんね。こうした変化に応じて学習塾なども対応していくという事でした。

(小松アナ)
やっぱり、美桜さん、先生っぽいですね!

(林美桜アナ)
ありがとうございます!以上トレバズでした。

(「スーパーJチャンネル」3月31日放送分より)

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